iPhone 6 をどう買うか?

すっかり国際化し、また一般化してきたお祭り騒ぎを横目に見ながら、iPhone 6 にこのタイミングでは機種変更しないことに決めました。 iPhone 6 Plus も同様です。 最近の状況がずいぶんと変わってきています。

1. 通話無制限の基本料実質値上げ

ドコモが仕掛けて、他社がこれも横並びで追随しています。 ソフトバンクは古いホワイトプランの提供を8月末で打ち切る予定だったのを、iPhone 6 の発売に合わせて、11月末まで延長しています。

ソフトバンクのこれまでのプラン(11月末まで加入・変更可能)

基本使用料 ホワイトプラン(ソフトバンク同士通話無料) 934円
オプション Si ベーシック 300円 1,234円
ユニバーサル・サービス料 3円 1,237円
データ通信料 パケットし放題フラット 4G LTE 5,200円 6,437円

このホワイトプランに対して

新料金プラン

基本使用料 通話無制限 2年契約 2,700円
縛りなし 4,500円
2,700円
オプション Si ベーシック 300円 3,000円
データ定額パック 2G
5G
10G
3,500円
5,000円
8,000円
6,500円
8,000円
11,000円

2. SIMフリー(Unlocked)

昨年からの流れとして、携帯端末が通信会社に縛られないSIM フリー(Unlocked)が一般的になってきており、Apple から今回はSIMフリーのiPhone 6 が販売されています。 その価格はiPhone 6 16G 67,800円、64G 79,800円、128G 89,800円となっています。

3. 格安SIMの広がり

SIMフリー(Unlocked)携帯端末に合わせて、格安SIMの提供が始まっています。 仮想移動体通信事業者(MVNO)が、ドコモやAUの携帯設備を利用し提供する通信用のSIMです。 この辺りの解説は、Amazonが「SIMカードの選び方ガイド」として丁寧に記載しています。

データ通信のみ

データ通信のみであれば、2G、毎月1,500円程度(通信速度下り150Mbps, 上り50Mbpsを前提)ですみ、多くのSIM が提供されています(10月から900円・IIJmioというのも提供されています)。 私自身外出先や旅行先で利用するぐらいで、毎月の利用はほとんど1G欠けるくらいですので、2Gあれば十分と考えています。 家庭内ではWifiにつないで利用してます。 このデータ通信専用のSIMの場合、携帯電話の待受はできませんので、どうしても携帯電話との2台持ちが前提となります。

音声通話、SMS、データ通信

また現在使っている携帯電話番号を移して、音声通話、SMSとデータ通信が可能なものは基本的に2種類あります。

日本通信 bモバイル
スマホ電話SIMフリーData
データ無制限 1,560円 イオン系列携帯販売・ヨドバシ
評価ばらつき
通話 30秒20円
IIJ IIJmio SIM
音声通話パック みおふぉん
2G
4G
7G(SIM3枚)
1,600円
2,220円
3,260円
Big カメラ
評価安定
通話 30秒20円
10月に値下げ1Gを2Gへ

携帯電話での通話に重きをおかなければ、携帯会社の月額利用料金と大きな開きがあります。 単純にソフトバンクの新料金6,500円と2年間で比べてみると、117,600円の差が有ります。

今後どうするか

2年縛りが解ける適切なタイミングで、IIJへ電話番号を移し、格安SIMを利用するのも選択肢となります。 その際にどのようにスマートフォンを手に入れるか? 選択肢はずいぶんと増えてきます。

1. SIMフリーのiPhone(iPhone 6である可能性もあります)をAppleから購入する。
2. Bigカメラなどでセット販売されている携帯を購入する。
3. 40,000円程度のSIMフリー・アンドロイド携帯を購入(Amazonなど)。
4. 海外のSIMフリー(Unlocked)の携帯で、日本の4G、LTEに対応しているものを探す(eBayなど)。

ある意味、楽しみが増えてきました。 今後Appleは、Apple WatchとiPhoneを連携したものとして取り扱ってきますので、Apple watch にあまり意味を見出さなければ、使いやすいiPadでAppleの最新技術を楽しむことにして、スマホはアンドロイドでも良いかな?と考え始めています。

 


メルマガ登録、最新事情、WordPress プラグイン

ブログの内容を充実させて、多くの人に読んでもらいたいとき、現状を考えるとメールマガジンの発行が欠かせません。 ブログ上でメールアドレスを登録してもらいブログの内容を自動的に届け、また必要なときには独自のメールニュースを配信できるWordPress のプラグインを探すことになります。

プラグインSubscribe 2 は ダウンロード数が140万近い非常に人気のあったメルマガ登録のプラグインでした。 しかし、最近のアップデートでReadyGraphと連携するようになっています。 一見、ソーシャルとの連携が深まるかのようなのですが、この評判がすこぶる悪い。 要するに、うっかり連携しようものなら、これまで登録してくれたメールアドレスをすべて相手側に渡してしまうことになるようで、相手方は手に入れたメールアドレスに自由に広告を打てるようになるようです。 アメリカの掲示板では、Subscribe 2 の作者がReadyGraph にその権利を売却し、現在十分なメンテナンスも行われていないようです。 加えて、これまでの利用者の登録メールアドレスを軽々と売リ渡すようなことはしてはならない、とひどい最近の評価になっています。

MailPoet Newsletters

WordPress 4.0となって管理画面からプラグインがとても探しやすくなっています。 検索が充実してきており、アップデートが継続して行われている最新のプラグインが探せます。 そんな中からMailPoet Newsletters プラグインが目につきました。 ダウンロード数も250万を超えています。 Subscribe 2 での機能もほとんど含んでいますし、加えてNewsletter の編集機能は、特にブログの内容ではなく、単発のニュースレターの場合に、はるかに豊富な機能となっています。 画像の挿入なども便利になっています。 完全に日本語に対応していて非常に使いやすいので、しばらく使ってみることにします。


182a2a2e296561a4045165a56e8008a7

iPhone 6, Apple Pay, Apple Watchの発表

2014年9月10日2時からのAppleの特別イベント、iPad miniで見ようとしたのですが、最初は中国語の同時通訳付き、でもしばらくするとストリーミングが途絶えてというのが何回か続き、その後日本語同時通訳になったのですが、相変わらずストリーミングが安定しなかったので寝てしまいました。 Apple でさえ、これだけアクセスが集中した際のクラウド技術はまだまだ改善の余地があるというのを実感しました。 改めて、午前中に発表の全容を見たのですが、こうやって時代は作られていくんだなぁ、という感覚を覚えました。

2007年6月iPhone が発売される際、「Appleに電話機なんか作れるわけがない」と言っていた人、ある意味正しかったかもしれません。 Appleは携帯電話以上のもの、恐ろしく性能が良い小型の「電話付き」コンピューターを豊富なソフトと音楽付きで作ってしまいました。

今回の発表は、はっきり3部に分かれており、iPhone 6、Apple Pay、Apple Watch となっています。

iPhone 6、iPhone 6 plus 

Apple Watch の発表と同時になされるべき、大きめのサイズのiPhone の発表です。 完全に4インチの画面が抜け落ちて、4.7インチと5.5インチのサイズでの発表です。 Apple Watch が発表されるので、この大きめのサイズでも良いか、となってしまいがちです。 A8 64ビットのCPU, 進化したビデオ性能、画面、カメラ、どこをとってもPCのグレードアップのように進化しています。

気になったのは、すでにMacなどで採用されている、Wifi 802.11ac に対応している点。 これは現在家庭で使用しているWifiルーター、802.11n対応のものをそろそろ801.11ac に対応している最新のものに買い換えるか、考えどころとなります。 また、VO WiFi, WiFI calling という技術、これはWifi にのみ接続している状態で電話をかけられると理解しましたが、これも既存の電話会社に大きな影響を与える技術かもしれません。

購入するか、買うか? 日本の場合、どのキャリアーをとっても音声電話定額と称して、実質基本料の値上げをやっていて、新規の受付や機種変更の際、すべてこの新しい料金体系に変更され実質的な値上げになってしまいます。 これまでは機種変更で新型のiPhone を手にしていたのですが、今回は買い取りで、基本料金の値上げを抑えるか、SIMフリーのものを購入して低額なSIM通信パッケージを試してみるか、いくつか考えてみなければなりません。 携帯電話で話すことがもう主な目的ではなくなってきていますので、選択肢が増えてきます。

追記:2014年9月13日 ソフトバンクの場合、従来8月31日に受付が終了するとされていた、ホワイトプラン(ソフトバンク同士の通話が1時から21時まで無料)やパケット定額(パケットし放題フラット for 4G LTE など)などの受付、変更終了を、11月30日まで延長しています(8月29日発表)。 これによって、従来のホワイトプラン、パケット定額を維持しながら、今回のiPhone 6 への機種変更を受けられるものと思われます。 これにすでに発表のあった「実質0円から iPhone 6 への機種変更キャンペーン」による現在の機種からの変更割引を組み合わせると、ずいぶんと既存の顧客を優遇してiPhone 6への乗り換えが可能なようになっています。)

Apple pay

クレジットカード会社に長く務めていましたので、こちらも気になります。 アメリカでAmerican Express, VISA, Master と手を組んで10月にはスタートします。 NFCの技術を利用しますが、日本仕様とは違うようです。 顧客サイドからのクレジットカード決済方法という点が、スマートフォンを使ってカード決済を受け付けるという、お店側のPaypal here, スクエアー、コイニーとは違います。 とは言ってもNFCであれば送信も受信もできそうですので、Apple Payがお店側の受付体制にどのように影響をあたえるのか? また、ビジネスチャンスが広がりそうな予感がします。

Apple Watch

さて、これ時計なんでしょうか? 世界中の人が慣れ親しんだiPhoneと連携した超小型のコンピューターと考えるのが自然でしょう。 もちろん台数の多いアンドロイドとの競争はこれからも続きますが、ターゲットとしている層が現在違っていますので、iPhoneを使い慣れた人がどれだけこの超小型コンピューターに興味をもつか? 老眼が進んで細かい文字を見るのがうっとおしくなっている自分がなんとも残念です。 若い開発者は、またワクワクしているのではないでしょうか?

 


182a2a2e296561a4045165a56e8008a7

なぜ”ソーシャル・ネットワーク”なのか?

今どうして「ソーシャル・ネットワーク」が注目を浴び、それを利用するのか? 利用したほうがいいのか? その大きな理由の一つに、ソーシャル・ネットワークが持つ力、ネットワークの価値、言い換えるとその拡散性の大きさがあります。

ネットワークは、これまでずっと1対1の関係(直接の会話、電話、メールなど)で築かれてきました。 これに1対多数(複数宛のメール、ブログなどの投稿など)、更に多数対多数の関係(ソーシャルネットワーク上で行われる投稿にコメント、会話など)よってもネットワークが構成されます。

イーサネットの発明者、ロバート・メカトーフは1対1の状況において、メンバーn人のネットワークの力はnの二乗に等しいと主張した。(メカトーフの法則、コトラーのマーケティング3.0)

直接の会話や電話が3人のグループでなされるとき、そのネットワークの力は3の二乗、9となるということです。 ところがメカトーフの法則は、関係が1対多数、多数対多数の場合の時のネットワークの力を過小評価しているとして、現在ではリードの法則が使われることが多くなっています。 すなわち

リードによれば、多数対多数の環境におけるメンバーn人のネットワークの力は、二のn乗に等しい。 nが五以上なら、多数対多数のネットワークの力は1対1のネットワークの力より常に大きくなる(コトラーのマーケティング3.0)

メンバーが5名の場合、メカトーフの法則によればネットワークの力は「25」、1対多数、多数対多数を前提にリードの法則によれば、ネットワークの力は「32」となります。 これはメンバーが多くなればなるほど、急激にその差が出てくることになります。 メンバー10名であれば、メカトーフの法則「100」、リードの法則「1,024」と圧倒的にネットワークの力が大きくなってきます。

このネットワークの大きな力、言い換えれば拡散性の大きさが、今、ソーシャルネットワークが注目され、そして利用される理由の一つです。 このソーシャルネットワークの進展を現在のテクノロジーの変化の一つと捉え、Salesforce のマーク・ベニオフは「消費者は発言の自由と選択の自由を手に入れた」としています。

Twitter (2006年7月)、Facebbok (2004年、2006年9月公開)などのソーシャルネットワークが日本でも普及してきた事によって、一般の人がネットで発言する垣根が劇的に低くなってきました。 2010年頃、日本のマーケティング業界では、それをソーシャル・メディア、個人が情報の発信者となって拡大していくメディアとして取り上げ、その量があまりにも大きなため、ビッグデータとして話題になっています。 これに加えて最近の技術革新の3本めの柱であるモバイルの進展、いつでもどこでもネットにアクセスでき、このソーシャルネットワークで発言することが可能です。 モバイル上のアプリは、プッシュ通信で他の人の投稿を知らせてくれますし、メッセンジャーの機能で手軽に連絡も取り合えるようになっています。 ソーシャルネットワークをうまく使って、その拡散性の大きさを利用しながら効果的にコミュニケーションを行う時代になっています。

182a2a2e296561a4045165a56e8008a7

資生堂アジア戦略ーグローバル・マーケティング・研究会

2014年7月31日、グローバル・マーケティング・研究会(明治大学経営学部大石芳裕教授主催、東京御茶ノ水、明治大学リバティ・タワー)に参加してきました。 今回は資生堂 取締役執行役員常務 岡澤 雄さんの 資生堂アジア戦略「挑戦ーアジアのお客様から信頼され勝ち抜く企業」へ、と題した報告でした。 リバティ・タワーのホールに、これまでの研究会で最も多くの人が詰めかける非常な盛会となりました。 また、グローバル・マーケティング研究会の会員も今回で1,200名を超えたと、大石教授から報告がありました。

岡澤さんの報告は、まずは自己紹介から始まり、
当社概要および海外展開状況、
資生堂のアジア戦略理念および市場概要、
資生堂のアジア展開状況と課題、
アジア戦略実行の上でのリスク、
結び:「アジアお客様から信頼され勝ち抜く企業へ」、
と言った流れのものでした。

さらに大石教授のまとめとしては、中国市場での化粧品メーカーのシェアーの変化と、グローバルな化粧品メーカーのROS:売上高対利益率をベースに、海外企業に比べての日本企業の利益率の低さを指摘されていました。

今回印象に残ったのは、改めて中国市場の変化の早さでした。

今回の岡澤さんは、個別各国の市場戦略について概説されていましたので、むしろ2012年6月20日に、この研究会で報告いただいた資生堂中国事業部事業推進部(当時)の大田正人さんの報告が、その当時の中国戦略を詳しく伝えていました。 その後、2013年8月29日には、このグローバル・マーケティング研究会で中国戦略研究所の徐向東さんは、「中国で売れないなんてありえない」と題して、化粧品分野での中国独自ブランドが育ってきている点を指摘されていました。

これに加えて、中国におけるスマートフォンによるインターネットアクセスの増加、廉価なアンドロイド版がこの増加を支えています。 中国ネットワーク・インフォメーション・センター(CNNIC)の2013年末の報告によれば、中国インターネット利用者数は6億1,800万人、この内スマートフォンなどのモバイルからの利用者が、5億人。 モバイルからのインターネットの利用者の2007年5,040万人から2013年5億6万人への変化は凄いものがあります(チャート)。

中国モバイル

このインターネット利用の利用用途の第一位がチャット(5億3,215万人、利用率86.2%)なのです。 上に政策あれば、下に対策あり、という国民性の中で、一番信頼されるのが、自分が属している仲間の「クチコミ」。 このクチコミをチャットが支えています。 いつも思うのは、中国の変化は、日本でも体験していない、世界の最新の変化が非常な早さで中国で起きていることです。 この辺りについていけないと、一気にマーケット・シェアーを落とすか、伸び悩んでしまうことになってしまいます。

研究会の後の懇親会も今回は50名を超えたということで、非常に楽しく、賑やかな会でした。 次回は8月19日、ダイキン、グローバル戦略本部・営業企画部長の大森さんの報告です。