納谷廣美明治大学学長の最終講義

昨日、2010年1月23日
現在、明治大学の学長をされている納谷廣美教授の
最終講義を聴く機会に恵まれました

そのお人柄といい、教授、学長としての実績を含んだ
90分間の講義は、すべてがとても印象に残るものでした

すべてを紹介したいところですが、
その中で特に印象深かった2点だけ書き残しておきます

三つの自由

”法律学者は常に自由であることに努めなければならない。
第一は恩師の学説から自由であることであり、
第二は支配的な学説から自由であることであり、
第三は昨日の自己の学説から自由であることである。・・・・・・”

これは、納谷さんが東京大学大学院で師事された
民事訴訟法学者、三日月章教授がドイツ留学中にレント教授から、
これだけは自分のかたみの言葉として覚えて欲しい、
と前置きして伝えられた言葉であるとのこと、
この後に、
”自分の一生はこの三つの自由のための戦いであった。
そして、今老境にあって悔いのないことは、
私はこの三つの自由のためにベストを尽くしたといいうることである”
と続きます
(引用 有斐閣法律学全集 栞 執筆を終えて 三日月章)

”法律学ですから、ここは”学説”と成っていますが、
いろんなものに置き換えて考えられます”と
すべての面においてこの言葉が納谷さんの基礎となり
学長としての、また学外の大学基準協会会長、私立大学団体連合会副会長
などの要職を努められているのが伝わってきます

概念の内包、外延

納谷さんは、パワーポイントを使ってうまく見せていましたが
言葉を使って説明すると、以下のようになります
1) Aと言う概念
2) A、A’、A” と変化、連続性があるものと認識される
3) ここで、A’ を除くと A から A” となり、連続性が途切れる
4) 上記3)の型は AからBへの変化ではないか? (見方によって)別異のものへの移行

これも示唆に富む考え方で、
様々に変化しようとするときの考え方として
いろんな局面で応用できそうですね

今回、最終講義、懇親会、その後の研究室での雑談と
久しぶりにお話させていただいて、
改めて、自分の大学時代にこのような素晴らしい教授と
わずかながらでも時間を共有できた事をほんとうに感謝したいと思います

(懇談会の写真が若干あります
お心当たりのある方は、当方にご連絡いただければお送りします)

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