中国人に売る時代!

”もし、日本企業がこれからも中国市場で
他国企業の後塵を拝するような事態が続けば
中国市場だけでなく、他の途上国市場でも
同じようなことになりかねない
そのとき、日本企業はどのような戦い方をするのだろうか”

中国人に売る時代!巨大市場開拓の成功の法則
(2009年11月19日初版 日本経済新聞社)
の著者 徐向東さんのあとがきの一部の言葉です

徐さんは1967年中国大連生まれ
立教大学大学院を経て
中国戦略のコンサルティングを手がけています

この本は日本の読者に向けられた
現在の中国の状況を的確に紹介したものです
第1章、第2章で今の中国の現状、消費者の実態を紹介
第3章では豊富なケース・スタディで
中国でのマーケティングの成功例を
韓国企業、欧米企業、中国企業、日本企業などにわたり
的確に紹介しています
最期の第4章では日本企業に対する
中国市場の開拓戦略の提言となっています

全般を通して、徐さんの目から見た
日本企業の中国戦略、企業の意思決定の特殊性
などが浮き彫りにされています

何よりも、今中国で起こっていること
その変化の速さが的確に伝えられています

中国と言うと、どうしても国営企業の特殊性
官僚主義や消費者を考慮しない経営姿勢などに
目が奪われがちですが
現在の中国は全く違っています

私は、経済特区をはじめとする地域の”香港化”
と表現していました
確かに、当初は主に香港財閥が中国に進出していました

現在では、中国の経済の拡大を支えているのは
30代、40代で例えばアメリカでMBAを取得し
近代的な会社経営・運営の仕方を理解し
世界の製造やサービスのレベルを知っている若い経営者達です
ネットの世界に対しても深い知識があります

これらの世代が世界を知り尽くした上で
中国の国内事情に合わせて
うまく会社を経営しているのが実態と感じられます

中国の現状を的確に紹介すると共に
巨大企業化した日本企業に警鐘を鳴らす本として
とても適切な本だと考えられます

是非、ご一読を・・・・

Similar Posts: