グローバル・マーケティング研究会・第34回に参加する


明治大学・経営学部・大石芳裕教授が主催される
グローバル・マーケティング研究会第34回、9月例会に
2010年9月30日参加してきました

今回の報告者は、インフォブリッジ・代表取締役社長の
繁田奈歩さんでした
”インド消費者TOPからBOTTOMまで計11階層
(都市部7階層、農村部4階層)を分析し、
インド消費市場の未来を展望する”というのが今回のテーマです

繁田さんは現在デリーに在住、今回の報告のために
デリーから駆けつけていらっしゃいました
活力に満ちた魅力的な方です

報告は、はじめにマクロ分析
現在一般的になった
国民一人あたりのGDPで中国とインドを比較
2000年以降の中国の伸びがひときわ目を引きました
物価水準の比較では、ガソリン価格が
おそらく税金を除外すれば、日本、中国、インドで
さほど差がないことに驚きました

次にしっかりと各階層の定義付けを明確にした後
各階層の生活の様子を写真を多用して分析・報告されていました

アフリカの人々が裸足で生活するのを見て
誰も靴を履いていないので”靴が売れる”と考えるか
”これじゃ、靴が売れない”と考えるか、有名な話です

今回の写真での報告も、見る人によって感じ方は様々だったでしょう
特に消費財メーカーの方々にとっては有益だったのではないでしょうか?
どんな消費財を使用しているか?しっかりと撮影されていましたので
これからの競合他社がどこかもしっかりと認識できますね

今回の報告で印象的だったのは、次の2点です

1) インドでは、ディストリビューションの
インフラの整備が遅れているとよく言われています

が、富裕層においてはAmway
また農村部では、農村版Amway といえるRCMの製品が
しっかりと浸透しています
人そのものをデストリビューターにするモデルが
効果的にインドで作用しているのに驚きました

2) 様々なマーケットに中国企業や韓国企業が
政策的に進出しています
日本企業の進出や、特に日本人の在留人口が低いのは
どのマーケットも同様です

が、インドの場合、歴史的な背景もあって
韓国などに比べても中国企業の進出が
思ったよりも多くない、との印象を受けました
こういった点では、日本企業の進出の余地が
他のマーケットなどに比べて大きい、とも考えられますね

他にも、ショッピング・モールの位置づけなど
面白い問題提起もありました

次回は、10月28日花王・執行役員夏坂真澄さんの報告です