iPad 2 について


正直 2011年3月2日のiPad 2 の発表については
昨年の iPad の発表、発売ほど 興奮も期待もしていませんでした
それほど、普通の風景にすでに iPad が溶け込んでいます

が、時が立つほどにApple iPad 2 の凄さを実感しています

前提として、Apple が iPad で新しいタブレットの
スタンダードを確立した点にあります
強みは、iTunes, AppsStore, iBooks といったインフラ、ソフトと
iOS 及びハードウェアーをトータルで提供していること
Apple の iPad が未だ無敵である理由

今回の iPad 2 の発表も、ここを確認するところから始まっています
(それにしても、スタンディング・オベーションで迎えられる経営者、
日本には居るのでしょうか?)

iBook のダウンロード:  100百万回
iTunes, AppStore, iBook のトータル利用者数:  200百万
App Store での開発者への支払い:  2,000百万ドル(1,600億円強)
iPhone の販売台数:  100百万台
iPad の販売台数:  15百万台 2010年9ヶ月の販売
iPad の販売利益:  9,500百万ドル
iPad のマーケットシェア:  90%
iPad の専用アプルケーション数:  65,000アプリ

iPad 2 の特徴、ハードウェア的には
CPU が A5 と呼ばれるデュアルコアになった
カメラが付いた
ジャイロが付いた
バッテリーの寿命は、これまでと同じ10時間 といった点です

凄いと思うのは、このハードウェアーを意識させない形で
新しい iPad 2 は、厚さが13.4mm から8.8mm と33%薄くなったこと
(これは現在の iPhone 4 9.3mm より薄くなっています)
また重さは、約700gから、601g(WiFi モデル)と100g 近く軽くなっています
CPUの熱処理や、良質のサウンド設計などを
アルミ削り出しの素晴らしいトータルなデザインで実現しています

現在の iPad を使っていて、
重いな、と思うことがあっても、”こんなもんだ!”とほとんど忘れています
自分が忘れていることを、改めて思い出させてくれます

しかし、これを33%も薄くし、100gも軽くしてしまっています

これでは、他のいわゆるメーカーはどこも追いついてこれないでしょう
他のすべてのメーカーは、現在の iPad を対象に2番手として追っかけています
その Apple は、また先へ行ってしまいました
でも、Apple が、今考えているのは iPad 3 であるし、iPad 4 でしょう

マーケットが成熟してない場合や、消費者にさらに教育が必要な場合など
経営判断としてマーケットが成熟してからサービスの提供を開始する、
このような経営断をしたことも、私自身過去にあります
この場合、遅れてマーケットに入るには
その時の水準で、最高のサービスをぶつける必要があります

Apple は、100を超える世界中の直営ストアーで
十分な教育を行うと同時に新しい体験・経験を提供し
そして、他社が追いつけない最高の製品・サービスを提供しています

他社が、Apple を越えるのは至難の業ですね

今回の iPad 2、HDMI のコネクターによってテレビに直接画面を送れます
”お風呂の蓋”と揶揄されている、これもユニークなカバーが付きます
iOS 4.3 として、iPhone を使って3G回線に接続でき(日本は対象外)
Photo Booth でカメラの画像処理が行え
Face Time でビデオ・電話が楽しめます

他に、iMove でビデオ・画像編集ができますし
Garage Band では、素晴らしい音楽体験ができます

Apple は iPad 2 を通じて、
私たちに、全くこれまでにない新しい体験を提供しようとしています

日本の大手の通信会社のテレビCMを目にするにつけて
2番手の劣勢を、ただ宣伝量で補おうとしているようにしか見えません
そこでの機能は、すべて2番煎じ、ひとつも新しいものはありません
一体どんな夢を私たちに与えてくれるというのか?
そんなメッセージはありませんね

興味のなかった iPad 2 ですが
iPhone と同じように1年のサイクルごとに
新しいものを手に入れたくなってきています