グローバル・マーケティング研究会 JTのGlobal Brand 戦略

2011年10月6日
明治大学経営学部大石芳裕教授が主催される
第46回グローバル・マーケティング研究会に参加してきました

今回は、JT 日本たばこ産業 株式会社
ブランド企画部長の川井秀明さんの
”JT の Global Brand 戦略について”
と題した報告でした

たばこ事業のグローバル化を
たばこの歴史的変遷を前提に
必然・必要とのキーワードで説明
その後、JT におけるグローバル・ブランド戦略
(ここでは主に、いわゆる商品ブランド)を
詳しく説明されていました

報告後、何時ものように質問が一時間行われました
もちろん、お答えにくいことも多かったようですが、
問題意識を持った質問者の鋭い質問によって
どんどんと議論が深まっていく、
そんな非常に良い循環が起こっていたように思います

さらに、懇親会では本音の議論が
盛り上がったのは言うまでもありません

今回印象に残ったのは、大石芳裕教授の言葉で

多角化とグローバル化は両立しない、です

世界的な流れとしては1980年代は
複合化、総合企業化、コングロマリット化が主流
総合企業化することによって
良いシナジー効果をトータルで産み出そうとするものです

その後、1990年代にはいってからは
選択と集中が叫ばれるようになっていました
M&A に於いても、
単に規模の利益だけを追うのではなく
最大限の効果を出すためには
企業文化が似ているか?
合併することによって選択と集中の効果を上げるためには
お互いの企業の文化が似ているといえるか、
これによって、お互いの組織が同質化していき
最高の経営効率を実現することが出る
と考えられていたように思います

この時期に、良くアメリカン・エキスプレスの
合併、買収の話なども出ていましたが
その都度、社内では、
”あのグループとは企業文化が違いすぎる”
などと議論していました

現在、円高を利用してM&A が盛んに行われていますが
果たして、最高の経営効率を求めているのでしょうか?
企業文化が成立していることがあくまで前提ですが、
企業文化の同質性まで考慮されているのか?
単に規模の拡大を狙っただけのM&A
に過ぎない事例が多いように思います

大石教授の趣旨とは異なるかもしれませんが
今回こんな感想を持ちました

次回は10月28日
ファイザー川添信さんの
”ファイザーのグローバル・マーケティング” です