グローバル・マーケティングの主要課題・グマ研


一昨日、2011年12月13日
第49回グローバル・マーケティング研究会
(明治大学経営学部大石芳裕教授主催)
に参加してきました

今回は、これまでの集大成とも言える
大石芳裕教授自らによる
グローバル・マーケティングの主要課題
と題する報告でした

まず、技術力、知覚品質についての考察のあと
グローバル・マーケティングの主要課題の理解の前提として
グローバルの捉え方をボーダーフル・ワールドと説明
さらにグローバル・マーケティングの特徴を概観された後
大石教授独自のアプローチ方法を主観的アプローチとして展開

次に、環境(市場)分析を文化の問題にも踏み込んで分析のあと
グローバル・マーケティングの現在の主要課題として
標準化・適合化をどのように捉えていくか
について動態的に理解することを提唱
そして、標準化・適合化の複合化方策を詳細に展開
最後に、現在の事例を概観されていました

現在世界でおきている非常に早い変化を
世界の様々な事例に精通された上での
グローバル・マーケティングの理論化
非常に聴き応えのある内容でした

変な言い方になるかもしれませんが
今回の大石教授のご報告
少しの違和感もなく没頭して聞くことが出来ました

イノベーション Innovation

イノベーションを(技術)革新と訳したところから
日本での過ちが始まっている(大石)
全く同感です

英語のイノベーションがどういうふうに使われているか?
私が前勤務先、アメックスで実感として感じていたのは
あなたはイノベーティブでない、
もっとイノベーティブになりなさい、と言われると
変化してない、変化に対応していない
と言ったくらいの軽い意味のことが多かった

人事評価にゴール・レーティングと
リーダーシップ・レーティングが有り
これは人事評価の対象となる階層によって
その比率が変化してくるのですが
数あるリーダーシップ・レーティングの評価項目の一つに
イノベーティブか? be innovative
という評価項目があります
これは、柔軟に変化に対応していくことが出来るか?
と言った文脈で考えられています

現在、明治大学学長の納谷廣美教授の最終講義の中で
3つの自由として
第一は恩師の学説からの自由であることであり
第二は支配的な学説から自由であることであり
第三は昨日の自己の学説から自由であることである。
これは法律学として更に深い意味がありますが
イノベーションと同じ文脈、同じ意味だと私は考えています

ソーシャル・メディア

今、マーケティングそのものが
ソーシャル・メディア(Facebook, Twitter など)
によって大きく変化しています

最初は、現実社会の上にしか
ソーシャルメディアは成立しない、
ソーシャル・メディアは現実社会の反映でしか無い
と考えていたのですが
どうも、最近のソーシャル・メディアを実感していると
ソーシャル・メディアそのものが
アラブ諸国を例に出すまでもなく
社会を変えていくパワーを持っている
と私自身思い始めています

まずは、企業がソーシャル・メディアを取り込んでいくことから
ソーシャル・エンタープライズ、Social Enterprise が
世界で、そして日本でも起こり始めています

企業そのものが、ソーシャルメディアで提唱されている
コミュニケーションのあり方を企業内にとり込み
さらに企業の外側のソーシャルメディアと
連携・共同しようとしています

とすると、数年先になるでしょうが
グローバル・マーケティングにも
きっとソーシャル・メディアの影響が出てくるようになるでしょう
今、どんな形で影響が出てくるか
全く予測は尽きませんが
なんとなく気になり始めています

次回のグマ研は 2012年1月19日
伊藤ひなたさんの
日中間のM&A を成功させる方法
と題しての報告です