ミズノの中国市場での展開事例・グマ研


2012年4月20日 第53回グローバル・マーケティング研究会に参加してきました
この研究会は、明治大学経営学部大石芳裕教授が主催され、
来るもの拒まずの精神で、無料で参加できる研究会です

今回は、ミズノ株式会社北野周三(常務取締役)さんの
ミズノの中国市場での展開事例、と題しての
非常に中身の濃い報告でした

まず、自己紹介で中国市場に20年にわたって関与されてきたこと、
さらにミズノの会社概要
中国現地法人設立時の事例
販売開始から北京オリンピックまで
北京オリンピック以降
今後目指す方向
カントリーリスク
成功要因
失敗要因
20年担当して想うこと
そして、これから
と、多彩な内容を豊富な資料・データと共にご報告頂きました

1時間の報告の後、一人一問と限られながら
参加者からの質問がその後1時間
非常にグマ研らしく活発に議論が続きました

今回特に印象に残ったのは、
改めて中国の変化が加速しているということ

まだ記憶に新しい2008年8月の北京オリンピック
そして2010年5月の上海万博
かつての日本(東京オリンピック1964年、大阪万博1970年)がそうであったように
このあとに、さらなる高度成長が中国でも始まる、と誰でも考えていました
今回の発表も北京オリンピックを一つの区切りとして報告されていましたので
ミズノの業績も、オリンピック以降格段に伸びていると期待していました
が、現実はミズノはその後ネガティブ・スパイラルに陥ってしまっています
あまりにも変化の早い中国の経済成長にすべてが追いついていけなくなる
そんな現実が、日本企業に突きつけられています

様々な要因を分析されていますが
決して宣伝力がなかったわけでも、
マーケティング費用がなかった訳でもないと思います
しっかりと中国市場の変化を見つめて
それ以上の速さで決断して行く組織でないと変化についていけない
ダーウィンの進化論は、ネットでは「変化していくものだけが生き残る」と理解されています
中国も高速交通網が凄い速さで整備され
ネットが普及し、消費のは90年代世代、80年代世代が中心となって支えています
また、ここ数年マーケティングのコストは劇的に安くなっています
いわゆるそれまでのマス・マーケティングの比較して
安く、効果的にマーケティングを行うことが可能になっています

このような変化を企業としてどのように取り込めるか
すべてをグローバルな基準に照らして変化していけるか
これが、グローバル・マーケティングの現在のテーマとなっていると考えています

次回のグローバル・マーケティング研究会は
5月14日月曜日に予定されています
佐藤登さん(サムスンSDI 常務取締役)のご報告です