グローバル・マーケティング研究会-難解なインド市場、インドの地の利、人の利、活かし方


 

ちょっとPCのハードディスクの入れ替えなどでおろそかになっていたアップデート、2013年6月25日のグローバル・マーケティング研究会(明治大学経営学部大石芳裕教授主催)の様子をお伝えします。

今回はインフォブリッジ、繁田奈歩さんの報告で、「難解なインド市場ーインドの地の利、人の利、活かし方」でした。  これまで繁田さんは「インド消費者TOPからBottom まで計11階層(都市部7階層、農村部4階層)を分析し、インド消費市場の未来を展望する」(2010年9月30日)「インド:Tier2都市部の実相(恒例1000人調査)-5大都市だけでは戦えない巨大市場-」(2011年7月4日)の報告を通じて、インド市場の調査分析を報告されていましたが、今回は、ご本人曰く「ちょっと方向性を変えて」インド市場への戦略策定に踏み込んだ内容となっていました。  ご報告内容は、インドのアウトラインの確認、インド市場へのアプローチ、マーケティングの要点(マーケティング・アプローチ法)、となっていました。

今回の私の感想は、報告そのものは、繁田さんの意図どおりに、豊富な市場調査分析に裏打ちされた上での、マーケティング戦略、方法に踏み込まれ非常に内容の濃いものになっていました。 そして、そこから透けて見えて来るものは、なかなか決断できないでいる一部の日本の経営者の悩みだったような気がします。 すでにインドをこれから伸びていく巨大なアジアの消費市場と認識し、例えば、ヤクルト、味の素、ユニ・チャーム、スズキなどは、独自の方法論でインドでの活動を拡大しています。 そうでない、これからインド進出を考えている日本企業、本当に決断できないでいるのでしょう。 株主に対する経営責任、権限に基づく決断、決断の柔軟な変更方法の欠如などの文脈でも説明できるかもしれません。

あと気になったのは、このような傾向が2010年位から見られ、日本企業のインド進出熱が下がっているかのように見えるとのコメントでした。 すでにインド進出してしまっている企業を追いかける第2グループにその傾向が強いのかもしれませんね。

このあと、7月30日にもグローバル・マーケティング研究会が行われています。 株式会社エンジニアの高崎充弘さんの「モノづくり企業を活性化する4つの秘訣」です。 これはまた改めてアップします。