デ・マーケティング戦略


今は豊富にあるが将来世代のニーズを満たす事が可能なのかどうか。 我々は「一つの世代が資源を使いすぎた結果、後に続く世代がそれより低い生活水準を受け入れざるを得なくなる恐れがある」と考えるようになっていた。 「将来のモノ不足は現在の余剰と同じくらい問題である」ことを言いたかったのだ。 「顧客全体、あるいは特定の顧客層に、一時的あるいは恒久的に自制ある消費を訴えるマーケティング行為」と定義した。
持続可能性を重視する企業にとって意思決定や事業活動を根本的に見直す必要があるのは言うまでもない。 顧客との関係を倫理観で結ぶことも大切な要素となる。
デ・マーケティングは個人の自由か公益かという難しい選択を迫る。 その効果が発揮されるのは市民に特定のモノやサービスの消費を抑えるべきだという高潔なコンセンサスが存在するときだ。
(フィリップ・コトラー、私の履歴書、日本経済新聞)