なぜ”ソーシャル・ネットワーク”なのか?

今どうして「ソーシャル・ネットワーク」が注目を浴び、それを利用するのか? 利用したほうがいいのか? その大きな理由の一つに、ソーシャル・ネットワークが持つ力、ネットワークの価値、言い換えるとその拡散性の大きさがあります。

ネットワークは、これまでずっと1対1の関係(直接の会話、電話、メールなど)で築かれてきました。 これに1対多数(複数宛のメール、ブログなどの投稿など)、更に多数対多数の関係(ソーシャルネットワーク上で行われる投稿にコメント、会話など)よってもネットワークが構成されます。

イーサネットの発明者、ロバート・メカトーフは1対1の状況において、メンバーn人のネットワークの力はnの二乗に等しいと主張した。(メカトーフの法則、コトラーのマーケティング3.0)

直接の会話や電話が3人のグループでなされるとき、そのネットワークの力は3の二乗、9となるということです。 ところがメカトーフの法則は、関係が1対多数、多数対多数の場合の時のネットワークの力を過小評価しているとして、現在ではリードの法則が使われることが多くなっています。 すなわち

リードによれば、多数対多数の環境におけるメンバーn人のネットワークの力は、二のn乗に等しい。 nが五以上なら、多数対多数のネットワークの力は1対1のネットワークの力より常に大きくなる(コトラーのマーケティング3.0)

メンバーが5名の場合、メカトーフの法則によればネットワークの力は「25」、1対多数、多数対多数を前提にリードの法則によれば、ネットワークの力は「32」となります。 これはメンバーが多くなればなるほど、急激にその差が出てくることになります。 メンバー10名であれば、メカトーフの法則「100」、リードの法則「1,024」と圧倒的にネットワークの力が大きくなってきます。

このネットワークの大きな力、言い換えれば拡散性の大きさが、今、ソーシャルネットワークが注目され、そして利用される理由の一つです。 このソーシャルネットワークの進展を現在のテクノロジーの変化の一つと捉え、Salesforce のマーク・ベニオフは「消費者は発言の自由と選択の自由を手に入れた」としています。

Twitter (2006年7月)、Facebbok (2004年、2006年9月公開)などのソーシャルネットワークが日本でも普及してきた事によって、一般の人がネットで発言する垣根が劇的に低くなってきました。 2010年頃、日本のマーケティング業界では、それをソーシャル・メディア、個人が情報の発信者となって拡大していくメディアとして取り上げ、その量があまりにも大きなため、ビッグデータとして話題になっています。 これに加えて最近の技術革新の3本めの柱であるモバイルの進展、いつでもどこでもネットにアクセスでき、このソーシャルネットワークで発言することが可能です。 モバイル上のアプリは、プッシュ通信で他の人の投稿を知らせてくれますし、メッセンジャーの機能で手軽に連絡も取り合えるようになっています。 ソーシャルネットワークをうまく使って、その拡散性の大きさを利用しながら効果的にコミュニケーションを行う時代になっています。


1.クラウド 2.SNS 3.モバイル

この3つは、テクノロジーの革命的進化が現在進行している分野として、Salesforce のCEO マーク・ベニオフ、Marc Benioff が2012年12月6日、日本でのCloudforrce 2012 の基調講演で示したものです。  マーク・ベニオフは、この3分野のテクノロジーの発達を前提に、これからのあるべき企業の姿を「カスタマー・カンパニィ、Customer Company」と名付けていました。 この概念も非常に示唆深いもので、改めて解説が必要とされるくらい重要なものです。

現在起きている世の中の変化を考えるときに、一体何が起きてるんだろう?と混乱したりし、どうしても一部の変化に目を奪われがちになってしまいます。  しかし、この3分野での変化を基礎に、改めてその3分野に関連付けて理解すると、非常に理解しやすく、スッキリと世の中の変化を捉えることができます。 会社の経営やマーケティングの戦略を考える際にも非常に役に立ちます。

1. クラウド

技術的な解説は、その分野の専門家にお任せします。 が、Salesforce は、クラウド上ソフトウェアーを提供することによって、パソコン上のソフトに依存しないサービスを1999年3月から開始、大きく躍進して来ました。 そして、この分野では、クラウド上のインフラ、クラウド上のOS, クラウド上のエコシステム、更にはクラウド上でのコンピューティングと進展してきています。  一般消費者にとっては、パソコン上のソフトに依存せずにGoogle の検索ができたり、Gmail が使えたり、Amazon で買い物ができたりといった変化として現れてきています。 この分野での巨人は、やはりGoogle とAmazon でしょう。

2, SNS

ソーシャル・ネットワーク・サービス、SNSとしては、2006年3月からのTwitter と、2004年に開発され2006年9月に公開されたFacebook でしょう。 Facebook は2012年9月に10億人にユーザーを獲得していますし、Twitter は2012年に5億人のユーザーと、一日で3億4千万のつぶやきと、16億の検索を達成しています。
急激なユーザーの増加にともなって、そこで発信される情報量の多さが特色です。 そこで現れた最初の変化は、Twitter が提供した即時検索でした。 今、起きていることが検索できてしまう、といったものです。 これは、それまでウェブサイトを数日ごとに巡回していたGoogle の検索に大きな影響を与え、その後即時検索が業界のスタンダードになって行きました。 次は、その情報量の多さ、そして、その発信者が一般の消費者であること。  その点からまず最初にソーシャル・メディア論が盛んになって来ました。 そして情報量の多さは、現在「ビッグデータ」として統計解析に影響を与えています。 マーケティングでの統計解析の利用は、以前から特にダイレクトマーケティング部門で進んでいたのですが、情報量の多さから改めて話題になっています。  更にFacebook が実名登録を採用、特にそのつながりが深いことから「エンゲージメント・マーケティング」として、企業側がブランドの浸透を図ったり、信頼の構築を行なっています。

3. モバイル

この分野では2007年6月に発売されたiPhone, 2010年5月のiPad がモバイルでの消費者の体験に大きな変化をもたらしました。  今思い返してみれば、決してApple は「電話機」を作ったのではありませんでした。 優れたユーザー・インターフェイス、UIに支えられて、判りやすく直感で操作出来る「タッチ革命」を生み出し、 また内蔵されたGPSは、様々なロケーション・サービスを生み出すことになります。  iPhone iPad に内蔵されたカメラなどの機能によって、様々なデジタル業界に大きなインパクトを与えています。  そしてそれはiOS とGoogle のアンドロイドの競争となって、それぞれの地域・国に応じた急速なモバイル端末の普及とインターネットへの接続となっています。

ポイントは、この1.クラウド 2.SNS 3.モバイル の変化を基礎にして、世の中の動きを観てみると、非常に整理され今起きていることが、更にちゃんと理解できる、と言う事。 どうぞお試し下さい。


ソーシャルメディアとブランドに関する10の統計グラフ

SEO Japanさんの記事です。 英語圏のソーシャルメディを様々な切り口から眺めていて、日本のソーシャルメディを考える際にも大変参考になる記事です。

ソーシャルメディアとブランドに関する10の統計グラフ


くまモン @55_kumamon に follow された

私の Twitter アカウント @livemoreint が、くまモンの公式アカウント @55_kumamon に follow   されました。  これって、なにげに嬉しいですね。

(Twitter 公式アカウントからお借りしました)

iPad は iPad だよ

MACLALALA2 のシローさんの記事
iPad は iPad だよ
何かストンと肝にはまったのでシェアーします

Twitter: 全く同じタイムラインを見ている人は
この世界に一人も居ない、自分だけ
Facebook: 全く同じニュースフィードを見ている人は
この世界に一人も居ない、自分だけ
最近ソーシャル・メディアを考えているときに
感じているところです

どんな人をFollow するか、友達となるかによって
自分のタイムライン、フィードの流れてくる内容はことなりますので
世界に他にないものをそれぞれの人が見ていることになります

iPad もそれぞれが自分の使いかってにあわせて
アプリを入れていますので
それこそ世界に全く同じ  iPad はない状況になっています
いち早くアプリケーションの力に着目して
その流通を確保したApple の独壇場です

何か似ているな、と思っていますが如何でしょう?