福島第一原発 新たな局面?


福島第一原発の状況が新たな局面を迎えていると考えます
現在の原発をどのように抑えこむか、から
同時に放射性物質の拡散からどのように人を守っていくか
に重きを置く段階に入っていると思います

原子炉、放射線・放射性物質について
専門的知識はありません
が、地震発生からこれまでの貴重な
様々な情報発信をもとに考えています

2011年3月25日早朝午前4時過ぎ、保安院より
昨日、被爆が起こったタービン建屋の水が
原子炉の通常運転の際の原子炉内の水の
10,000倍の放射性物質を含んでいたとの発表 がありました
通常運転の場合でも、水は燃料棒に接触しますが
核燃料は、ジルコニウムで作られた燃料被覆管で覆われています

また、東京電力の発表によると
一号炉の放水口近くの海水から
燃料棒の被覆管に使われている
ジルコニウムが検出されています
(読売新聞が3月25日午前8時20分に
東京電力の発表として伝えています
が、その後他のメディアはほとんど伝えていません)

このジルコニウムの融点は1852度です

これから考えられることは2つ

ひとつは原子炉内部での可能性
燃料棒が融解し、直接核燃料が海水に触れ
それが原子炉圧力容器、原子炉格納容器(圧力抑制室)
の2重の壁を破って外部に放出されている可能性
この場合、最後の砦である原子炉格納容器(圧力抑制室)が
機能しなくなっているということです

もうひとつは、使用済み核燃料のプール
使用済み核燃料が融解し
核燃料が直接海水に溶け出している可能性
ここでも、単純に燃料棒が損壊し核燃料が溶け出している
可能性もありますが
というより、燃料棒同士の再臨界によって
溶け出してる可能性もあると考えられます

これがすべて杞憂であってくれればと思いますし、
全く杞憂の可能性がないとも言えません

これまで、原子炉の圧力を下げるために
ドライベント(原子炉圧力容器からの水を通さない放出)によって
放射性物質の量は、現在の何倍になるんだろう?
などと考えていましたが、その段階は過ぎているようです

現在、タービン建屋の水、放出口近くの海水と
ともに水の中の話になっていますが
現在の状況を前提に
これから空気中に拡散される放射性物質がどのくらいになるか?
それがどのように拡散していくか?
ヨウ素剤の配布、服用を急ぐ必要もあります

専門家によって、当然シミュレーションされているかと思いますが
それが、公開されることによって
私たちがどのように行動するか? が決まってきます

文部科学省原子力安全課が管理する
緊急迅速放射能影響予測ネットワークシステム(SPEEDI)
これが公開されたのは2011年3月23日夜
(薔薇、または陽だまりの猫 さん参照)


3月16日からの積算値も加味されています

これまで、いろいろな見方がありましたが
おそらく福島第一原発については
考えられる最悪のシナリオに到達したものと考えます

後は、地震・津波で災害被害に会われた方々に思いを馳せながら
どのように行動していくか、考えていきたいと思います

(2011年3月25日午後2時過ぎに、ここまでの記事を書いています)

その後、保安院の午後3時過ぎの発表では
タービン建屋の水の高い放射能濃度について
原子炉損壊の可能性もあるとの説明から,
配管・弁、過去のベント等によるものの可能性が高い
という説明に変化しています

枝野さんの今日、午前の記者会見では
関連知事に対して
20kmから30kmの屋内退避の指示が出ている人々に対して
30km圏外への自主避難をサポートするように指示した
(事実上の避難勧告とも取れる)と報告

また午後1時過ぎ、北澤防衛大臣は
アメリカ軍に対して、真水の給水を理由として
協力を要請したとの報告がなされています
(NHKニュースは、検討していると表現)

今後、これまで公開されていた
原子炉近くの海水の放射能性物質の量などが
これまでと同じように公開されるか?
注意深く見ていかなければならないなと思っています

以上、公開するかどうか、午後ずっと考えていましたが
専門家の意見としてではなく
私の事実確認として、記録しておくことにします

(追記)

これまで姿を見せなかった菅総理が
午後7時半から記者会見を行いました
内容は無いに等しいんですけど・・・・