福島第一原発 海流の予測 フランスのSIROCCO・シロッコ・システムチーム


2011年4月6日付けで日経新聞
パリ発の記事として 紹介されていました

海流の予測図はすでにTwitter 上で見かけていたのですが
どこで見かけたか、その元ネタになかなかたどり着けませんでした

改めて、Twitter で検索してみると
@NobuKawasaki さんが4月4日に触れられています

さらに探してみると
ほろのRS日記さんが3月30日に
国際原子力機関 IAEA のレポート(3月29日付)
として報告
されていました
IAEA の3月29日のレポート
IAEA の福島原子力事故の特集ページから
日付をさかのぼって見ることが出来るようになっています

国際原子力機関 IAEA で海洋拡散のモデリングを
この段階から継続させていることに驚きました

”IAEA の要請をうけて、
フランス国立科学研究センター・CNRS とトゥールーズ大学の
Sirocco システム・チーム”が海流の予測を行っています

CNRS のホームページのトップに
Sirocco システム・チームの海流予測のへのリンクがあります

まずは地震発生前の3月9日から予測を含む
海面温度
海面塩度
現在の海面
の3つのアニメーションがあります

” どれだけの量の放射性物質が放出されたか、
いつ放出されたか、
海に達したときにどのように作用するか、不明なので
我々のシステムに於いて、現実的なシナリオを規定することができません
それが、我々のシュミレーションで
海の放射性物資の定量化を提供できると主張していない理由です”
との注意書きのもと

”2つのソースの放射性物質が考慮されています
Tracer field 1: ひとつは原子力発電所の前の海での直接排出量
(原子炉で汚染された水の移行)
Tracer feild 2: もうひとつは大気中の粒子の放射性降下物に対応しています”として、

それぞれのソースに対して、2つのケースを考慮
ひとつは、溶解要素
ほかは、1日で5mの速度で海中に降下する粒子
最初のケースでは明らかに拡散が大きな規模で発生します
第二のケースでは海底での粒子の堆積が拡散を減少させます
粒子の堆積は時間の経過と共に累積され、マッピングされます”
となっています

専門ではありませんので、誤訳などありましたらご容赦ください

この図はTracer 1: 原子力発電所前の直接排出量に基づいた
溶解要素を示したものです

左上のSee Vertical section をクリックすれば
それぞれ海面から垂直方向にどのように拡散していくかが表示されます
これもなかなか興味深いものです
水深が浅いほど、放射性物質の濃度が高いのが分かります

4月4日にはIRSN フランス放射線防護原子力安全研究所も
海洋での放射性物質の分散予想を報告しています
上述のSirocco システムチームの報告よりもさらに
精緻に検証されています


これについては
XWIN Ⅱ Weblog さんが詳しく紹介されています